Jun 01, 2011
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Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第1日(5日・日立柏サッカー場ほか=6試合)東日本大震災の影響で延期され、トーナメント方式に変更された1回戦第1戦が行われ、仙台がアウェーでJ1首位の柏に先勝した。山形はアウェーで浦和に敗れた。第2戦は7月27日に行われる。
仙台は0―0で迎えた試合終了間際にFW中島裕希が決勝ゴールを決め、柏に勝った。山形は自陣に引いて守り浦和を苦しめたが、0―2で敗れた。甲府と2連覇を狙う磐田はアウェーで先勝した。横浜M―神戸、広島―川崎はともに引き分けた。
1、2回戦はホームアンドアウェー方式、準々決勝からは一発勝負となる。
▽1回戦(1)柏8,769人
仙台 1 0―0 0 柏
1―0
▽得点経過
後48分 1―0中島(1)
仙台は試合終了間際、FKを起点に途中出場の中島が頭で合わせてゴールを奪い、アウェーで勝利を挙げた。
両サイドをワイドに使った攻撃に押し込まれながらも、中央をしっかり固めて決定的なシュートに持ち込ませなかった。相手の足が止まった試合終盤に攻勢に出ると、梁勇基のFKからフリーでパスを受けた松下が右足でクロスを入れ、中島が頭で決めた。
◎切れぬ集中力、土壇場の一撃
攻撃の柏、守備の仙台。互いに持ち味を発揮した試合は、試合終盤の集中力が明暗を分けた。
押し込まれる展開は慣れたもの。リーグ戦8戦で唯一負けなしのチームに焦りはない。アウェーで戦うカップ戦の初戦は、スコアレスの引き分けでもいいという割り切りがあった。
チームが共通認識の下に戦えば、選手の強い思いが効いてくる。今季初先発の松下は「代役ではない」と意気込み、途中出場を重ねる中島はゴールという結果に飢えていた。
試合終盤に相手の足が止まりスペースが生まれると、後半35分、2人が立て続けにシュートを放った。富田のクロスに松下、梁勇基の右CKに中島が、ともに頭で飛び込んだ。点には結びつかなかったがゴールのにおいを感じさせた。
3分間のロスタイムも2分以上をすぎた。ラストのワンプレー。梁勇基のFKをフリーで受けた松下が、相手がゾーンで守るゴール前に意識的に「右(足)で速いボールを入れた」。
自分にボールが集まっているように感じていた中島は「クリアされるかと思いながらも、無心で頭を振った」。ボールはゴールに突き刺さった。
2人の強い思いは、チームに大きな勝利をもたらした。最後の最後に決めた敵地での得点は、次のホームでの戦いをかなり有利なものにした。(千葉淳一)
<真っ向勝負で成果/仙台・手倉森誠監督の話>
(終盤に)ここまで柏の足が止まるとは思わなかった。(勝利は)最後まで(われわれが)動くことができた結果。真っ向勝負を挑んで対抗できたのは大きな成果だ。「負けなければいい」とうまくメンタルコントロールができた。
<鎌田、古巣相手に奮闘>
鎌田が、古巣相手に安定感のある守りを見せた。「久しぶりに帰ってきたという感じだった。緊張せずに、落ち着いてプレーできた」と無失点勝利に満足げだった。
「ある程度ボールを持たれるのは分かっていた」という。ラインをうまく統率した上、柏の2トップ、北嶋、田中にくさびのボールが入っても、簡単に前を向かせなかった。ゴール前での競り合いにも強さを見せた。
リーグ戦で首位を走る相手から、アウェーで白星を奪い、「嫌なイメージを植え付けることはできた」と語った。
<梁勇基、パスの精度光る>
8日に中国で行われる国際親善試合で、北朝鮮代表に選ばれた梁勇基がフル出場。持ち味の豊富な運動量で、攻守にわたってチームの勝利に貢献した。
中盤での激しい守りに加え、ボールを奪ってからの前線に入れるパスの正確さが光った。特に「相手の運動量が落ちた」という後半30分すぎからは、何度も効果的なパスを供給し続けた。
1日の日本代表とペルーの試合で関口が先発出場したことには刺激を受けているという。「攻撃にいいアクセントを加えたい」と意気込みを語った。
☆ベガルタ仙台 選手ひとこと
<MF富田晋伍(終盤は攻撃でも起点に)>
「苦しくても粘って好機をものにできたのは自分たちの力。攻撃ではもっとチャレンジしたい」
<DFチョ・ビョングク(カップ戦勝利に満足)>
「カップ戦では特に一つ一つの試合が大事で、アウェーでの勝利は次につながる。集中して守れた」
<互いに隙ない試合/柏・ネルシーニョ監督の話>
互いに隙を見せない試合となった。いい守備からのカウンターでいくつかチャンスをつくったが、ゴールを決めきれなかった。セットプレーで決められたのは残念。仙台は、チームとして整備されたいいチームだった
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